希薄と企画
今回はこういった企画をやっているので
個人的な事ですが、ブログに書き残そうと思いましたのでお許しください。
2018年9月15日夜公演希薄を観劇したとある企画進行をしているワグナーの話です。
※企画とはあまり関係ない個人の感情を多分に含みますのでスルーして頂いて問題ない記事です。
希薄と企画
劇に関しては震災に対して答えそのものを提示するしたり提案するものではありませんでした。
あいさつでもありましたが、劇がリアルを超えることはできないともおっしゃってましたがリアルをよく知らない観客の視点では、おそらくリアル以上の衝撃を感じるものでした。裏付けをとられた内容でもあったと思います。
私たちは答えを出す事が出来ないのは、もしかしたら「知らない」から。
関心がないから。なのかもしれません。
知ろう。
だから私たちが行おうとしている企画は被災者にとって正解なのか悪なのか
本当の意味ではわからないと思います。
知り合いの宮城の被災者は宮城でも復興に対して意識が希薄になっているから
こういった企画はとてもありがたいのだと言ってくれました。
ですが被災者全員がそう思っているとは思っていません。
だからと言って何もしないというのは、私には出来ないです。
もちろん何をする、何もしない、すべて自由です。そういった劇でもありました。
私なりの感想
ナナシノ()「希薄」のタイトルの意味は2つ
・東日本大震災へ対する世間の知識や関心が希薄
・7年後である現在の復興状況が希薄
だったのではないかと。
そしてこの劇はボランティアが善とか性犯罪加害者が悪とかではなく、
さまざまな事情や環境、トラウマや差別などがあり復興という言葉でさえ
当事者にとっても、関係のない人にとっても正解ではないかもしれないということ。
希薄になった人々の心に託す、まゆしぃの役名でもある未来への願い。
小劇場から、命を託された者の命がけの大きな願い。
劇の内容以外に大きな事実が2つあると思います。
1・4000円という観劇料金と物販はチャリティの本だけ。
2・この舞台にまゆしぃが出演している事
1つ目はこの劇をこの料金で行うことは箱代・人件費・広告費的に興行的メリットが少ない。脚本が完売で増刷されていましたが、
シンプルに刷れば刷るほど赤字なはずです。それも安くはありません。
舞台俳優の知り合いがいるのですが、とてもびっくりするくらい金額だと。
一公演一万円で物販はチェキ・サインなどでその金額の5倍はすることもあると言っていました。
2つ目はソロでも震災を背負っている個人の気持ちを見せたし
WUGから離れたこの劇でも名前の通りファンにも被災地にも未来を見せたいのだと思いました。
アニメ作品も映画もメッセージが込められていると思っていますが、
この作品は劇をやること自体がWUGの東北ろっけんソロやチャリティと似ていて、
利益や個人の活躍を度外視した活動の一つでもあると思います。
この舞台を企画し賛同し参加した方々に、感謝します。
また心を動かす力を感じました。明るい未来があることを願います。
そして色んな方から再演してほしいとメッセージがあると思いますが
やるのであれば、ぜひ堂々と料金を上げてほしいと願います。
最後に、WUGに出会わなければ出会わなかった舞台。
ここまで連れてきてくれたWUGとまゆしぃとその関係者に感謝。
企画の進捗
同人作家さん・歌声の出演など複数参加表明を頂きました!ありがとうございます。
希薄の力もあったのかもしれません。ありがたいです。
今週末にツイッターで参加検討中の方向けに収録オフ会のアンケートを行います。
あと人生に一度はやってみたいので、声優さんと同じレコーディングスタジオを借りて収録オフをしてみようと思っています。
ご期待を!
以上駄文失礼しました。
追記2018/9/18 0:28
進捗を追記しました